知らないと怖い!実質金利とは?

投資初心者向け

お金の管理や貯蓄を考える時、「金利」という言葉をよく耳にしますね。でも、実は金利には「名目金利」と「実質金利」という2つの種類があることをご存知でしょうか?特に、これからの時代は「実質金利」を理解することがとても大切です。今回は、初心者向けに実質金利をわかりやすく解説しながら、投資の重要性についてもお伝えします!

実質金利って何?

「金利」と聞くと、銀行にお金を預けたときやローンを組んだときにかかる利息のことをイメージすると思います。この金利は「名目金利」と呼ばれます。たとえば、銀行の預金金利が1%なら、それが名目金利です。

しかし、名目金利だけでは本当の意味でお金の価値が増えたかどうかはわかりません。なぜなら、インフレ(物価の上昇)というものが関わってくるからです。そこで登場するのが「実質金利」です。

実質金利は、名目金利からインフレ率を引いたものです。つまり、物価が上がることでお金の価値が減る影響を考慮したうえで、「実際にお金がどれくらい増えたか」を示す金利です。

実質金利の計算方法

実質金利はとても簡単に計算できます。

[実質金利 = 名目金利 – インフレ率]

たとえば、銀行の名目金利が2%で、インフレ率が1%の場合、実質金利は1%です。

[実質金利 = 2% – 1% = 1%]

つまり、名目金利が2%でも、物価が1%上昇しているので、実際にお金の価値が増えたのは1%ということになります。

実質金利がマイナスだとお金が減る!?

ここで重要なのが、インフレ率が名目金利よりも高いと、実質的にお金の価値が減るということです。たとえば、名目金利が1%なのにインフレ率が2%だった場合、実質金利は-1%になります。

[実質金利 = 1% – 2% = -1%]

この場合、銀行にお金を預けていても、実際にはお金の価値が減ってしまっていることになります。これが、ただ貯金をしているだけでは危険だと言われる理由です。

なぜ投資が必要なのか?

では、どうやってインフレに対抗すればいいのでしょうか?ここで「投資」の重要性が出てきます。

預金だけだと、インフレが進むと実質的にお金が目減りしてしまう可能性が高いです。ところが、投資をすると、名目金利を上回るリターンが期待でき、インフレ率を超える利益を得ることができます。

例えば、株式や投資信託は、過去のデータでは平均的に年5%程度のリターンを得られることが多いです。仮にインフレが2%であっても、5%のリターンを得れば実質リターンは3%となり、お金の価値がしっかりと増えることになります。

[実質リターン = 5%(投資リターン) – 2%(インフレ率) = 3%]

投資は怖くない!初心者でも始められる方法

「投資ってリスクがありそう…」と思うかもしれませんが、リスクを最小限に抑える方法もあります。以下の投資方法なら、初心者でも安心してスタートできます。

  • 積立投資:毎月一定額をコツコツと積み立てる方法で、時間をかけてリスクを分散できます。これにより、価格が高い時も安い時も一定額を投資するので、大きなリスクを避けられます。
  • 投資信託:プロが運用する投資商品のことで、少額から始められ、分散投資もできるためリスクが低めです。
  • インデックスファンド:株式市場全体に連動するファンドで、長期的に安定した成長が期待できます。

まとめ:インフレに負けないために投資を始めよう

実質金利を理解すると、単に銀行にお金を預けるだけではインフレに負けてしまい、お金の価値が目減りするリスクがあることがわかります。だからこそ、インフレに打ち勝つためには投資が必要です。投資はリスクがゼロではありませんが、長期的に見ると、インフレ率を上回るリターンが得られる可能性が高く、将来の資産形成に役立ちます。

まずは少額からでも構いません。今から投資を始めて、将来のために資産を増やしていきましょう!


次回は、具体的な投資商品の選び方やリスク管理についてもさらに詳しく解説していきますので、ぜひチェックしてくださいね!

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