ニュースでよく見る利上げ・利下げとは?

投資初心者向け

金融ニュースや経済の話題でよく聞く「利上げ」や「利下げ」。でも、それが何を意味するのか、どう影響するのか、ちょっとわかりにくいですよね。

利上げって何?

「利上げ」というのは、中央銀行(日本では日本銀行)が金利を上げることを指します。金利というのは、お金を借りたときの「借り賃」みたいなもので、銀行からお金を借りたら返すときに少し多めに返す、その「多めの部分」が金利です。

中央銀行が金利を上げると、銀行同士がお金を貸し借りするときの金利も上がります。それが一般の銀行にも影響して、私たちが銀行からお金を借りるときも、住宅ローンや車のローン、クレジットカードの借金の金利が高くなります。つまり、お金を借りるのが高くなるわけです。

利上げの効果

利上げには、主に2つの大きな効果があります。

  1. インフレを抑える
    物価がどんどん上がって「インフレ」になると、人々はより多くのお金を使い、さらに物価が上がるという悪循環に陥ることがあります。そこで、中央銀行が利上げを行うと、お金を借りるのが難しくなり、人々や企業が支出を減らし、物価上昇を抑える効果があります。
  2. 貯金の利子が増える
    一方で、金利が上がると、銀行にお金を預けたときに得られる利子も増えるので、貯金するメリットが大きくなります。

利下げって何?

「利下げ」はその反対で、中央銀行が金利を下げることを指します。利下げが行われると、お金を借りるときの金利が低くなるので、住宅ローンや車のローンなど、さまざまな借金が借りやすく、安くなるわけです。

利下げの効果

利下げにもいくつかの効果があります。

  1. 景気を刺激する
    経済が停滞しているとき、中央銀行が利下げをすることで、人々や企業がお金を借りやすくなり、消費や投資が活発になります。これによって、経済の動きを活発化させる狙いがあります。
  2. 貯金の利子が減る
    逆に、金利が低くなると、銀行に預けたお金の利子も少なくなるので、貯金のメリットが減るかもしれません。

まとめ

簡単に言うと、利上げは「お金を借りるのが高くなり、貯金の利子が増える」、利下げは「お金を借りやすくなり、貯金の利子が減る」ということです。中央銀行は、景気や物価の動きを見ながら、この利上げ・利下げを使って経済を調整しています。

経済ニュースを見ていると、利上げや利下げがどう影響するのかが少しずつ見えてくるかもしれませんね!

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